ギャザースリーブジャケット
PS109204
定番シルエットのテーラードジャケットの袖山にギャザーをたっぷりと入れて肩を強調した、『Power-Shoulder』ジャケットです。
『jacket-gallery.Lab』こだわりの構築的で立体的なカッティングによる身頃のシルエットは変わりませんが、袖山をギャザーでボリューム感のある形状にしています。
ギャザー袖を美しく付けるための工夫はいくつかありますが、その一部を紹介します。
ひとつめは、肩巾を狭めに設定することです。通常の袖付け位置でギャザー袖を付けるとどうしても必要以上に肩巾を強調するようになります。今回は肩巾を強調するのではなく、肩のボリュームを強調するデザインですので、ちょうど肩先に当たる部分よりも内側でギャザーのふくらみが出るように設計しています。
もうひとつは、ギャザーの分量は生地やギャザーを寄せる位置によって変化します。多すぎても少なすぎても美しく見えませんので、最大限効果的にみえるような分量に設定します。今回はハリ感が少なく柔らかい素材ですので、分量はやや多めに、入る位置も袖山を中心にあまり広くない範囲で設定してみました。
写真左は、普通のトルソーに着せています。この場合はトルソーに腕の部分がないので、素材のハリ感と落ち感がそのままギャザーの見え方に表れています。写真右は、ディスプレイ用の腕付きトルソーに着せています。腕の動きに合わせてギャザーの表情も変わります。
ポケットは表生地と同色系のサテン生地を使用した両玉縁ポケットです。光沢のあるディティールで、デザインのアクセントとして効いています。釦は同じサテン生地のくるみ釦にしました。ポケットとも相まって、クラス感を高めています。また、袖口にも、同様のくるみ釦(サイズは小さめ)を配してあります。
衿は、ピークドラペルタイプのテーラードカラーです。ギャザーの分量感とノッチの位置、ラペルの大きさのバランスを考えて作成しています。
袖のイメージが伝わりやすいように、ディスプレイ用のトルソーに着用させてみました。肩巾、身頃のシルエット、ギャザーの分量など、ハードな印象にならずに、あくまでも「女性らしい」ジャケットにこだわって仕上げています。(写真のジャケットのインに着用しているのは、撮影用のアンダーです)
表生地はカシミア混の梳毛ウール素材です。ジョーゼットタッチの表面感と、短い毛足によるウオーム感をもっています。カシミア混のやわらかさと素材全体のドレープ感が、ギャザー袖のジャケットにマッチしています。カラーは、グレイッシュなピンクでとても落ち着いた雰囲気があります。この素材も、国内服地メーカーのオリジナルの素材です。
(生地データ:日本製。毛84% ナイロン12% カシミア3% ポリウレタン1% )
総裏仕立てです。オーソドックスに、同色系のキュプラ裏地を使用しています。前釦の裏側は、同色に染めた力釦を付けてあります。













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